坂の上のラパ肝・胆・膵・10
腹腔鏡下胆囊摘出術—手術を安全に行うために必要な局所解剖と手技
大目 祐介
1
,
本田 五郎
1
Yusuke OME
1
,
Goro HONDA
1
1新東京病院消化器外科
pp.1215-1226
発行日 2020年10月20日
Published Date 2020/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213087
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Point
◆SS-Inner層(SS-I)を正しく理解する.
◆基本手技はSS-Iを露出する層での鈍的剝離である.
◆南廻りの後区域胆管の頻度は約15%であり,損傷リスクが高い.
◆胆囊管の位置を推定するランドマークはRouvière溝とS4の基線である.
◆最初にRouvière溝の腹側で露出したSS-Iを連続して広げることで胆囊の遊離を進める.
◆炎症による線維化でSS-Iの露出が困難な部位の胆囊壁は触らずに残す(bailout procedure).
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