Japanese
English
臨床研究
Surgical interventionの対象となった小腸GIST14例の臨床病理学的検討
Clinicopathological study of 14 cases of small intestinal GIST with surgical intervention
宇高 徹総
1
,
香西 純
1
,
遠藤 出
1
,
吉田 修
1
,
浅野 博昭
1
,
久保 雅俊
1
Tetsunobu UDAKA
1
1三豊総合病院外科
キーワード:
小腸
,
GIST
,
術前診断
,
手術
,
化学療法
Keyword:
小腸
,
GIST
,
術前診断
,
手術
,
化学療法
pp.355-358
発行日 2020年3月20日
Published Date 2020/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212885
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨
【目的】比較的頻度が少ない小腸GISTの臨床病理学的特徴を明らかにすることを目的とした.【対象】当院で切除した小腸GIST 14例を対象に臨床病理学的特徴について検討した.【方法】小腸GISTを十二指腸GISTと空腸・回腸GISTに分けて比較検討した.【結果】腫瘍の部位は十二指腸6例,空腸5例,回腸3例であった.術式は,十二指腸GISTに対して全例十二指腸楔状切除術が行われ,空腸・回腸GISTに対して小腸部分切除が行われた.病期はⅠ期が6例,Ⅱ期が2例,ⅢB期が4例,Ⅳ期1例であった.術後観察期間中央値は67か月(11〜175か月)で,無再発9例,肝転移・腹膜再発2例,多発肝転移1例,腹膜再発1例,不明1例であった.【考察】再発4例に対して,化学療法および手術を適切な時期に施行することで長期生存が得られると思われた.また,再発に関して空腸・回腸GISTが十二指腸GISTよりも高かった.
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.