増刊号 すぐに使える周術期管理マニュアル
Ⅰ章 周術期管理・総論
術前リスクスコア
端山 軍
1
,
松田 圭二
1
,
大野 航平
1
,
岡田 有加
1
,
八木 貴博
1
,
福島 慶久
1
,
島田 竜
1
,
小澤 毅士
1
,
土屋 剛史
1
,
野澤 慶次郎
1
,
橋口 陽二郎
1
Tamuro HAYAMA
1
1帝京大学医学部附属病院外科
pp.39-41
発行日 2019年10月22日
Published Date 2019/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212650
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さまざまなリスクスコア
術前に患者の全身状態を把握し手術に対するリスクを評価することは術後合併症を減少させるうえで非常に重要である.
患者の術前状態や手術の侵襲をスコアし術前のリスクを客観的に評価する方法として,1963年に米国から発表されたASA(American Society of Anesthesiologists physiological status classification)-PS(physical status)1):米国麻酔学会術前状態分類や,1991年に英国で発表されたPOSSUM(Physiological and Operative Severity Score for the enumeration of mortality and morbidity)2),1997年に米国で発表されたVAスコア,1999年に発表されたE-PASS(Estimation of Ability and Surgical Stress)3),2004年にイタリアで発表されたDonati Model4),などが考案され用いられている.
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