Japanese
English
特集 こんなときどうする!?—消化器外科の術中トラブル対処法
胃
胃切除時の膵・脾損傷
Pancreatic/splenic injury during gastrectomy
徳永 正則
1
,
海藤 章雄
1
,
木下 敬弘
1
Masanori TOKUNAGA
1
1国立がん研究センター東病院胃外科
pp.422-426
発行日 2019年4月20日
Published Date 2019/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212433
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
- サイト内被引用 Cited by
【ポイント】
◆膵損傷の原因は,デバイスによる熱損傷,鋭的損傷,鈍的損傷など多岐にわたる.起こった場合の起死回生の一打は存在せず,その予防に細心の注意を払う必要がある.膵損傷が疑われた場合は,術後のドレーン管理が極めて重要となる.
◆脾損傷は被膜損傷による出血が大部分を占める.ソフト凝固,酸化セルロース止血パッド(サージセル®),組織接着シート(タコシール®)と圧迫の組み合わせで止血できることがほとんどであり,止血目的に脾臓摘出が必要となることは稀である.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年4月末まで)。
Copyright © 2019, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.