増刊号 消化器・一般外科医のための—救急・集中治療のすべて
Ⅱ章 外傷外科
部位別対処法
脾損傷
疋田 茂樹
1
,
浅桐 公男
1
,
八木 実
1
,
久下 亨
1
,
赤木 由人
1
,
嬉野 光俊
1
,
弓削 浩太郎
1
,
鍋田 雅和
2
,
宇津 秀晃
2
,
高須 修
2
,
小金丸 雅道
3
,
安部 等思
3
,
高松 学文
4
,
溝手 博義
5
Shigeki HIKIDA
1
1久留米大学外科学
2久留米大学救急医学
3久留米大学放射線医学
4国立九州医療センター救急部
5大牟田中央病院
pp.165-172
発行日 2016年10月22日
Published Date 2016/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211367
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POINT
■外傷による脾損傷の治療方針は患者の循環動態により決定され,肉眼分類では決定されない.
■非手術治療を行った場合の安静度は確立されていない.
■如何なる治療を行っても,初療後2週間までに仮性動脈瘤の有無を検索すべきである.
■如何なる治療を行っても,脾摘後重症感染症の危険性がある.
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