増刊号 あたらしい外科局所解剖全図—ランドマークとその出し方
肝胆膵
SMA周囲近傍plexusの切除・温存に必要な局所解剖
北川 裕久
1
Hirohisa KITAGAWA
1
1倉敷中央病院外科
pp.250-256
発行日 2018年10月22日
Published Date 2018/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212249
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
●point
●SMA周囲のplexusにアプローチする際,SMA起始部にテーピングしランドマークとすれば,不慮の出血時にも迅速に対応できる.
●SMA起始部は,大動脈前面の左腎静脈上縁で拍動をもって認知するが,テーピングの際には近傍のSMA分枝をチェックしておく.
●標準的郭清では,SMA周囲に3 mm程度の線維性組織を残存させる(PLsma温存)が,直接浸潤が及んでいれば,できるだけ小さい範囲を付加切除する.
Copyright © 2018, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.