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特集 こうやって教える・学ぶ 高難度消化器外科手術—新エキスパートへの登竜門
消化管
直腸癌に対するtaTME
Transanal TME for rectal cancer
長谷川 傑
1
,
坂本 良平
1
,
小島 大望
1
Suguru HASEGAWA
1
1福岡大学消化器外科
pp.702-708
発行日 2018年6月20日
Published Date 2018/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407212061
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【ポイント】
◆taTMEは直腸癌に対する腹腔鏡手術の弱点(狭骨盤,巨大腫瘍などの症例の下部直腸周囲の剝離・切離の困難さ)を補うものとして導入された.
◆本術式は腫瘍学的あるいは機能温存の観点から治療成績向上が期待されているが,まだそのエビデンスは十分でない.
◆本術式の歴史はまだ浅く定型化も不十分で,尿道損傷など重篤な合併症の可能性もあるため,適切な段階を経て施行することが望ましい.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画(Flash形式)を見ることができます(公開期間:2021年6月末まで)。
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