増刊号 消化器・一般外科医のための—救急・集中治療のすべて
Ⅲ章 消化器救急疾患
疾患別対処法
肝胆膵
急性肝不全—診断と治療
篠田 昌宏
1
,
北川 雄光
1
Masahiro SHINODA
1
1慶應義塾大学一般・消化器外科
pp.319-323
発行日 2016年10月22日
Published Date 2016/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211398
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POINT
■診断基準を熟知し,急性肝不全に該当するか,昏睡型か非昏睡型か,急性か亜急性か,原因は何かなどを正確に把握する必要がある.
■急性肝不全は予後不良な疾患であり,昏睡型(亜急性)では内科的治療の成績は不良である.
■救命の戦略は,適切な内科的治療を速やかに開始するとともに,肝移植を念頭においた準備も進めることである.
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