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特集 変貌する肝移植—適応拡大・ドナー選択・治療戦略の最先端を知る
原疾患の治療と今後の展開
肝移植を見据えた急性肝不全治療
Treatment for acute liver failure in anticipation of liver transplantation
井上 和明
1,2
,
五味 邦代
2
,
碓井 真吾
1
,
海老沼 浩利
1
Kazuaki INOUE
1,2
1国際医療福祉大学成田病院消化器内科
2昭和大学藤が丘病院消化器内科
キーワード:
血液透析濾過
,
血漿交換
,
血液型不適合移植
Keyword:
血液透析濾過
,
血漿交換
,
血液型不適合移植
pp.1074-1078
発行日 2020年9月20日
Published Date 2020/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407213050
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【ポイント】
◆人工肝補助療法,原疾患治療,脳症の出現を予知し早期の治療介入は内科治療の三本柱である.
◆移植治療までの円滑な橋渡しに,人工肝補助療法により患者の覚醒,感染などの合併症を起こさない,移植判断の時期を1週間以内に見極め,ドナー,レシピエントへの十分なICを行うことは必須である.
◆標準的な血液浄化療法は大量の透析液と置換液を用いたon-line HDFである.
◆血漿交換は昏睡覚醒に無力であるが,血液型不適合移植の抗体除去には必須の治療である.
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