増刊号 消化器・一般外科医のための—救急・集中治療のすべて
Ⅲ章 消化器救急疾患
疾患別対処法
肝胆膵
急性門脈血栓症
加藤 悠太郎
1
,
棚橋 義直
1
,
香川 幹
1
,
辻 昭一郎
1
,
中嶋 早苗
1
,
小島 正之
1
,
木口 剛造
1
,
三井 哲史
1
,
杉岡 篤
1
Yutaro KATO
1
1藤田保健衛生大学肝胆膵外科
pp.314-318
発行日 2016年10月22日
Published Date 2016/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211397
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POINT
■急性門脈血栓症には肝硬変,悪性腫瘍,骨髄増殖性疾患,凝固・抗凝固因子異常,肝胆膵・脾疾患術後など様々な背景危険因子があり,その診断に基づいて適切な短期および長期的治療を行う.
■初期治療の原則は抗凝固療法の早期開始である.
■血栓進展による腸管血行障害は緊急手術の適応である.
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