FOCUS
血行再建時の静脈グラフト選択のポイント—左腎静脈グラフトによる門脈再建術
高野 重紹
1
,
吉富 秀幸
1
,
清水 宏明
1
,
古川 勝規
1
,
高屋敷 吏
1
,
久保木 知
1
,
鈴木 大亮
1
,
酒井 望
1
,
賀川 真吾
1
,
野島 広之
1
,
宮崎 勝
1,2
,
大塚 将之
1
Shigetsugu TAKANO
1
1千葉大学大学院医学研究院臓器制御外科学
2国際医療福祉大学三田病院
pp.204-207
発行日 2017年2月20日
Published Date 2017/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211518
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はじめに
近年の消化器癌手術,特に血管浸潤を伴う局所進行癌における手術が積極的に行われるようになり,それと同時に,外科医の血管再建のtechniqueが必要となる場面が増えてきている1).血管合併切除・再建には腫瘍の血管に対する浸潤長や範囲により,適切にその再建法を選択することが肝要である.
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