増刊号 消化器・一般外科医のための—救急・集中治療のすべて
Ⅱ章 外傷外科
部位別対処法
腹部大血管損傷
本竹 秀光
1
Hidemitsu MOTOTAKE
1
1沖縄県立中部病院心臓血管外科
pp.189-192
発行日 2016年10月22日
Published Date 2016/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211372
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POINT
■大量腹腔内出血や後腹膜血腫の中での出血源検索には,大動脈の一時的遮断が重要である.
■腹部大血管は後腹膜に位置するので,その解剖を熟知することが求められる.
■後腹膜へのアプローチは,定例の消化管手術の際に習得することで緊急時に役立つ.
■最近の知見として,腹部大動脈損傷や下大静脈損傷での血管内ステント治療の報告が散見される.
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