増刊号 消化器・一般外科医のための—救急・集中治療のすべて
Ⅱ章 外傷外科
部位別対処法
腎損傷
明石 卓
1
,
北野 光秀
1
Taku AKASHI
1
1済生会横浜市東部病院救命救急センター
pp.193-197
発行日 2016年10月22日
Published Date 2016/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211373
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POINT
■腎単独外傷の割合は多くなく,ほかの腹腔内臓器損傷を伴うことが多い.
■腎損傷による出血は,タンポナーデ効果により緊急手術になることは少ないが,外科的治療の際は対側腎を考慮する必要がある.
■腎損傷の合併症である尿漏は自然消退することが多いが,重篤な感染症を併発することがある.
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