増刊号 消化器・一般外科医のための—救急・集中治療のすべて
Ⅱ章 外傷外科
部位別対処法
肝損傷
富田 晃一
1
,
千葉 斉一
1
,
大島 剛
1
,
河地 茂行
1
Koichi TOMITA
1
1東京医科大学八王子医療センター消化器外科・移植外科
pp.158-164
発行日 2016年10月22日
Published Date 2016/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211366
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POINT
■肝損傷の初期対応・手術は,いかに迅速に止血できるかが最も重要である.
■重症肝損傷では,ガーゼパッキングを中心とした短時間のdamage control surgeryと,計画的再手術を含む戦略的な段階的治療が求められる.
■近年,非手術療法の割合が増加しているが,重症例の救命のためには適切な手術療法への理解が必要不可欠である.
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