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特集 肝胆膵癌の血管浸潤をどう治療するか
肝細胞癌の右房内腫瘍栓
Surgical approach for hepatocellular carcinoma with tumor thrombus into the right atrium
高野 公徳
1
,
島津 元秀
1
,
千葉 斉一
1
,
富田 晃一
1
,
若林 大雅
1
,
沖原 正章
1
,
河地 茂行
1
Kiminori TAKANO
1
1東京医科大学八王子医療センター消化器外科・移植外科
pp.920-925
発行日 2014年8月20日
Published Date 2014/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407105141
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【ポイント】
◆右房内腫瘍栓の切除は,total hepatic vascular exclusionを応用して,右房に直接鉗子をかけて血行遮断できれば人工心肺を用いる必要はない.
◆長時間の血行遮断が必要であれば,passive veno-venous bypassを併用することで体循環を保ち,腸管うっ血も避けることができる.
◆肝細胞癌の右房内腫瘍栓に対しても,耐術可能であれば,積極的な外科的切除が集学的治療戦略においても極めて重要な選択肢の一つになると考える.
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