Japanese
English
臨床研究
映像と自己評価シートを用いた患者の自発的な術後早期離床を目指す患者教育の効果
Perioperative education for the purpose of early mobilization using a DVD and an achievement sheet
大原 佑介
1,2
,
永井 健太郎
1
,
釼持 明
1
,
稲川 智
1
,
山本 雅由
1
,
大河内 信弘
2
Yusuke OHARA
1,2
1筑波メディカルセンター病院消化器外科
2筑波大学消化器外科
キーワード:
早期離床
,
教育プログラム
,
DVD
Keyword:
早期離床
,
教育プログラム
,
DVD
pp.343-349
発行日 2016年3月20日
Published Date 2016/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211117
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要旨
われわれは新たな術後早期離床のプログラムを作成し,患者の自発的な早期離床を促すことができるかどうかを検討した.胃切除術,大腸切除術施行患者を対象とした.プログラムによる介入はDVD(早期離床の重要性に関する内容で,術前と術後に視聴する)および自己評価シート(患者がどの程度離床できたかを患者自身が記入する)とした.離床達成までの平均日数はコントロール群(介入なし)で2.5日,プログラム群(介入あり)で2.0日であった.術後3日目までに離床が完了した症例はコントロール群で25例(69%),プログラム群で40例(87%)であった.プログラムにより早期離床が促進され周術期管理に有用であると考えられた.
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