Japanese
English
臨床報告
ストーマ傍ヘルニアに対して腹腔鏡下修復術(Sugarbaker法・Sandwich法)を施行した2例
Laparoscopic repair for parastomal hernia with ParietexTM Composite Parastomal Mesh:two case reports
内間 恭武
1
,
岩内 武彦
1
,
西居 孝文
1
,
王 恩
1
,
青松 直撥
1
,
竹内 一浩
1
Yasutake UCHIMA
1
1社会医療法人生長会府中病院外科
キーワード:
ストーマ傍ヘルニア
,
腹腔鏡手術
,
メッシュ
Keyword:
ストーマ傍ヘルニア
,
腹腔鏡手術
,
メッシュ
pp.103-107
発行日 2016年1月20日
Published Date 2016/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211062
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要旨
ストーマ傍ヘルニアは人工肛門造設後の晩期合併症の一つである.治療法に確立された方法はなく,近年メッシュを使用した修復術が報告されている.われわれはストーマケアに難渋する2症例に対して,パリテックスパラストーマルメッシュを使用した腹腔鏡下修復術を施行した.症例1にはSugarbaker法を施行し,症例2にはSugarbakar法のみでは挙上腸管がヘルニア門に滑脱する可能性があり,Sandwich法を行った.2例とも術後2年以上無再発で経過している.ストーマ傍ヘルニアに対する腹腔鏡下修復術Sugarbaker法,Sandwich法は安全な手術法であり,今後標準術式になりうると考えられる.
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