図解!成人ヘルニア手術・5 忘れてはならない腹壁解剖と手技のポイント
Plug法
松村 卓樹
1
,
蜂須賀 丈博
1
,
雫 真人
1
,
坂田 和規
1
,
末永 泰人
1
,
倉田 信彦
1
Tatsuki MATSUMURA
1
1市立四日市病院外科
pp.1262-1267
発行日 2015年10月20日
Published Date 2015/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210909
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■ はじめに
現在,鼠径ヘルニアの修復はメッシュを用いたtension free repairの概念が主流となっている.なかでも1989年にRutkowらにより開発されたplug法1)は,簡便で再発率が低いため,現在世界中で広く採用されている.当科でも1995年から標準術式としてplug法を導入し,良好な成績を得てきた2).そこで,現在われわれが行っている外鼠径ヘルニアに対するplug法の実際の手術手技を,留意している点を交えて解説する.
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