私の工夫
腹腔鏡下手術時の配線およびコード類固定具の使用経験
多賀谷 信美
1
,
久保田 和
1
,
鈴木 麻未
1
,
奥山 隆
1
,
菅又 嘉剛
1
,
大矢 雅敏
1
Nobumi TAGAYA
1
1獨協医科大学越谷病院外科
pp.792-793
発行日 2015年6月20日
Published Date 2015/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210792
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【はじめに】
内視鏡下手術の発展に伴い種々のデバイスが登場してくるが,それを駆動するためには,そのデバイスと電源とを結ぶための連結器(コード)が必要になる.そのコードが頻繁に絡むことで,術中の術者や助手のストレスが増加する.さらに,手術開始前のセットアップにも時間を要し,術前から精神的負担が増加している.さらに,術後に固定したコード類を外す作業が残っている.これらのストレスを軽減するため,われわれは,心臓血管外科手術時に使用する人工心肺用回路のチューブの固定を目的に考案された器具1)を内視鏡下手術時のコードおよびチューブ類の固定に使用し,良好な結果を得たので報告する.
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