Japanese
English
手術手技
別創からの細径内視鏡を利用した単孔式腹腔鏡下胆囊摘出術
Single-incision laparoscopic cholecystectomy with a needlescope inserted via another port
多賀谷 信美
1
,
久保田 和
1
,
鈴木 麻未
1
,
吉羽 秀麿
1
,
菅又 嘉剛
1
,
大矢 雅敏
1
Nobumi TAGAYA
1
1獨協医科大学越谷病院第1外科
キーワード:
単孔式腹腔鏡下手術
,
細径内視鏡
,
胆囊摘出術
,
needlescopic cholecystectomy
,
single-incision
Keyword:
単孔式腹腔鏡下手術
,
細径内視鏡
,
胆囊摘出術
,
needlescopic cholecystectomy
,
single-incision
pp.1083-1087
発行日 2012年8月20日
Published Date 2012/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104198
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要旨
単孔式内視鏡下手術が普及して適応が拡大するのに伴い,細径器具の使用が必須となってきた.われわれは,3.3mm細径内視鏡を別創から挿入した単孔式腹腔鏡下胆囊摘出術を経験し,良好な成績が得られたので報告する.臍部とは別の右季肋下に細径ポートを刺入し,そこから挿入した3.3mmの細径内視鏡観察下に単孔式腹腔鏡下胆囊摘出術を5例施行した.3.3mm腹腔鏡の視野は通常の5~10mmの腹腔鏡と比べて遜色なく,平均手術時間は89.7分であった.臍部に内視鏡の挿入がないため鉗子の操作性が向上し,また創部も目立たず,整容的にも十分であった.3.3mm細径内視鏡は今後も種々のminimally invasive surgeryに利用されるものと思われる.
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