Japanese
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特集 胃切除後再建術式の工夫とその評価
こだわりの再建法
噴門側胃切除術後の再建—観音開き法
“Hinged double door (kannonbiraki) method” as a reconstruction after proximal gastrectomy
二宮 基樹
1
,
丁田 泰宏
1
,
金澤 卓
1
,
三宅 聡一郎
1
,
三好 永展
1
,
三村 直毅
1
,
小川 俊博
1
Motoki NINOMIYA
1
1広島市立広島市民病院外科
pp.707-711
発行日 2015年6月20日
Published Date 2015/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210778
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【ポイント】
◆観音開き法は強固な逆流防止機構と吻合の安全性を併せもつ,噴切後の合理的な機能温存再建術式である.
◆粘膜下層にある血管を温存する層でH字形のフラップを作るが,切離線が浅くあるいは深くなりすぎないように留意する.
◆食道と残胃を連続吻合後に,吻合部を含め下部食道を覆うようにフラップを残胃と食道に縫合し,逆流防止機構を作る.
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