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特集 膵・消化管神経内分泌腫瘍(GEP-NET)のアップデート
—P-NETの診断と外科治療③—その他の機能性腫瘍
Rare functioning pancreatic neuroendocrine tumors
高野 幸路
1
Koji TAKANO
1
1北里大学医学部内分泌代謝内科学
pp.424-428
発行日 2015年4月20日
Published Date 2015/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210705
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【ポイント】
◆グルカゴノーマ,VIP産生腫瘍などの稀な機能性P-NETでは,内分泌症状によるQOLの低下やコントロールできない内分泌症状による生命予後の悪化が起こる.
◆これらの診断には臨床症状を知っていることと,特異的検査が重要である.
◆外科的切除術が第一選択であるが,治癒切除が不可能な場合も,内分泌症状の軽減のための外科治療が行われる.また,術前の準備として,内分泌症状の軽減のためにソマトスタチンアナログなどの治療が重要である.薬物療法は外科治療でコントロールできない場合の内分泌症状の緩和にも用いられる.
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