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特集 外科臨床研究のノウハウと重要研究の総まとめ
Part2:押さえておきたい外科臨床研究の総まとめ
NET
Clinical evidence for NET treatment
増井 俊彦
1
,
上本 伸二
1
Toshihiko MASUI
1
1京都大学肝胆膵・移植外科
pp.588-592
発行日 2016年5月20日
Published Date 2016/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407211170
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【ポイント】
◆NETは2000年に病態概念の統一が図られた比較的新しい疾患であり,近年分子標的薬の有効性の報告が相次いでいる.
◆膵NET,消化管NETにおいて,機能性,非機能性,および大きさによってリンパ節転移の頻度が異なり,それぞれに応じた切除の範囲が推奨される.
◆肝転移に対する外科的切除術は,非機能性で腫瘍量が少ない場合,および機能性腫瘍の場合,血管内治療に比して良好な生存期間を示す.
◆本邦では全国的なNET登録事業がはじまっており,今後エビデンス構築を進めていく必要がある.
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