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特集 肛門良性疾患を極める—目で見る 多彩な病態へのアプローチ法
各論
痔核・痔瘻・裂肛の診断と治療①
痔核
A diagnosis and treatment of hemorrhoids
小村 憲一
1
,
岩垂 純一
2
Kenichi KOMURA
1
1小村肛門科医院
2岩垂純一診療所
pp.150-160
発行日 2015年2月20日
Published Date 2015/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210638
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【ポイント】
◆肛門診察に際しては患者心理を理解し,羞恥心や苦痛を与えず速やかな診察を心掛け,肛門病変にのみとらわれないようにする.
◆痔核の治療は保存療法が基本で,手術は2割程度である.保存療法で効果がなく,出血を繰り返す場合や,痔核の脱出により日常生活に支障をきたすような場合には手術を考慮する.
◆手術療法は,結紮切除,ALTA療法が中心に行われている.最近は両者を組み合わせた併用療法が行われており,術後出血が少なく,より形成的な手術が可能となってきている.
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