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特集 肛門良性疾患を極める—目で見る 多彩な病態へのアプローチ法
各論
炎症性腸疾患に合併した肛門病変の診断と治療
Diagnosis and treatment for perianal lesions in patients with inflammatory bowel disease
小山 文一
1,2
,
中島 祥介
1
,
藤井 久男
2
,
中村 信治
1
,
植田 剛
1
,
井上 隆
1
,
川崎 敬次郎
1
,
尾原 伸作
1
,
中本 貴透
1
,
稲次 直樹
3
,
吉川 周作
3
Fumikazu KOYAMA
1,2
1奈良県立医科大学消化器・総合外科学教室
2奈良県立医科大学附属病院中央内視鏡・超音波部
3健生会奈良大腸肛門病センター
pp.178-185
発行日 2015年2月20日
Published Date 2015/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210642
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【ポイント】
◆炎症性腸疾患に合併する肛門病変の診療は一般の肛門疾患と異なっており,特有な診療アプローチ法の習得が必要である.
◆クローン病では肛門病変の病態を把握することが重要で,内科治療を基本として外科治療を併用する.
◆潰瘍性大腸炎では疾患活動性の把握が重要で,根治的な外科治療は寛解期に行う.ただし瘻孔・膿瘍には緊急対応が必要である.
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