Japanese
English
特集 消化器良性疾患の手術適応—最近の考え方
Crohn病
Indications for surgery in Crohn's disease
亀山 仁一
1
,
星川 匡
1
,
三條 敏邦
1
,
田中 丈二
1
,
矢作 祐一
1
,
石田 一
1
,
森野 一真
1
,
塚本 長
1
Jin-ichi KAMEYAMA
1
1山形大学医学部第1外科
pp.501-507
発行日 1989年4月20日
Published Date 1989/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210332
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Crohn病は良性疾患であることから,本来は内科的保存的療法で治療するのが望ましい.しかし,内科的療法を行ったとしても,結局は外科的に手術を行わなければならなくなる症例が多い.その手術適応としては小腸型では狭窄,大腸型では難治例が多く,主病変の部位により,若干手術適応は異なっている.狭窄や難治以外には,瘻孔,膿瘍,toxic megacolon,成長障害,穿孔,癌化あるいは癌の合併,肛門部病変などが手術適応としてあげられている.
今回はこの他に,特殊な部位に発生した場合や,小児,高齢者のCrohn病などについても内外の若干の報告を紹介し,私見を述べた.
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