Japanese
English
臨床研究
嚢胞内乳癌の検討
Intracystic carcinoma of the breast
仲地 広美智
1
,
棟方 博文
1
,
遠藤 正章
1
,
須貝 道博
1
,
羽田 隆吉
1
,
小野 慶一
1
,
西澤 諒一
2
,
伊藤 恭雄
3
Hiromichi NAKACHI
1
1弘前大学医学部第2外科
2青森市民病院外科
3むつ市立総合病院外科
pp.105-109
発行日 1989年1月20日
Published Date 1989/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210268
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
嚢胞内乳癌は,乳腺嚢胞壁内に乳頭状に増殖する比較的稀な特殊型乳癌であり,その術前診断は困難とされてきた.近年,乳腺疾患の補助診断法として超音波検査法が発達し,乳腺嚢胞性疾患の診断は容易となり,これと穿刺吸引細胞診,マンモグラフィーなどと併用することにより,嚢胞内乳癌の術前診断も可能になりつつある.
今回われわれは,嚢胞内乳癌の4例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.