Japanese
English
臨床報告
十二指腸のgangliocytic paragangliomaの1治験例
A case of gangliocytic paraganglioma of the duodenum
饗場 庄一
1
,
塩崎 秀郎
1
,
松本 弘
1
,
池谷 俊郎
1
,
内田 健二
1
,
町並 陸生
1
,
新開 紘子
1
Shiyoichi AIBA
1
1前橋赤十字病院外科
pp.1241-1246
発行日 1988年7月20日
Published Date 1988/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210136
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はじめに
十二指腸原発の腫瘍は上皮性,非上皮性の良性・悪性ともに比較的稀な疾患である.最近における画像診断の進歩によって術前からかなりの情報が得られ,症例報告も散見されるが未だに頻度は低い.
われわれは術前十二指腸乳頭部近傍の腫瘍と診断して手術を行い,組織学的検討の結果十二指腸のgang-liocytic paragangliomaと診断された1例を経験した.文献的には今までに42例しか見当らず,本邦では本症例が最初の例と思われるので文献的考察を加えて報告する.
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