Japanese
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今月の主題 内視鏡医も知っておくべき病理診断リファレンス—上部消化管腫瘍
主題アトラス
十二指腸:Gangliocytic Paraganglioma
Gangliocytic Paraganglioma
伴 慎一
1
,
佐藤 泰樹
1
,
松嶋 惇
1
,
佐藤 陽子
1
,
藤井 晶子
1
,
小野 祐子
1
Shinichi Ban
1
1獨協医科大学埼玉医療センター病理診断科
キーワード:
gangliocytic paraganglioma
,
十二指腸
,
上皮様(神経内分泌)細胞
,
紡錘形細胞
,
神経節細胞様細胞
Keyword:
gangliocytic paraganglioma
,
十二指腸
,
上皮様(神経内分泌)細胞
,
紡錘形細胞
,
神経節細胞様細胞
pp.433-435
発行日 2020年4月25日
Published Date 2020/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403202007
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概念・定義
主に十二指腸に発生するまれな腫瘍であり,①上皮様(神経内分泌)細胞,②紡錘形細胞,③神経節細胞様細胞の3種類の分化を示す細胞から構成されていることを特徴とする.WHO分類(2019)1)では,“small intestinal and ampullary neuroendocrine neoplasms”の項目に記載されている.腹側膵原基の内胚葉・神経外胚葉複合体由来などが推測されているが,組織発生は明らかでない.大部分は良性とみなされる.10%程度の頻度でリンパ節転移を来す例がみられ,まれに肝転移例や骨転移例も報告されているが,本腫瘍による死亡例の報告は極めてまれである2).
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