Japanese
English
特集 急性腹症のX線像・エコー像
婦人科疾患のX線像・エコー像
Diagnosis of acute abdomen in gynecological disorders by radiography and ultrasonography
杉本 修
1
,
福田 吉彦
1
,
亀谷 英輝
1
Osamu SUGIMOTO
1
,
Yoshihiko FUKUDA
1
,
Hideki KAMEGAI
1
1大阪医科大学産婦人科
pp.655-659
発行日 1988年5月20日
Published Date 1988/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209992
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はじめに
婦人科領域における疼痛のなかで頻繁に遭遇するのは急性腹症を含む下腹痛や腰痛(骨盤痛:pelvic pain)である.その診断は従来から痛みの性格,発現時期,特に月経との関連についての詳細な問診と双合診を中心にしてなされてきた.しかし経験豊富な婦人科医でも局所所見が乏しいと識別が難しく,非観血的なX線検査や超音波検査その他の補助検査によってより正確な診断を必要とすることがある.本稿では婦人科領域における急性腹症を呈する疾患のX線・エコー検査について述べる.
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