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特集 急性腹症のX線像・エコー像
急性胆嚢炎のX線像・エコー像
Plain abdominal radiography and ultrasonography for acute cholecystitis
安田 秀喜
1
,
高田 忠敬
1
,
内山 勝弘
1
,
長谷川 浩
1
,
四方 淳一
1
Hideki YASUDA
1
1帝京大学医学部第1外科
pp.609-615
発行日 1988年5月20日
Published Date 1988/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209985
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はじめに
急性胆嚢炎患者の診療に際し重要なことは,いかに速やかに診断し,かつ正確な病態・病勢を把握するかである.従来は腹痛,発熱などの臨床症状や腫大した胆嚢を触知したりMurphy sign(胆嚢触知部位の圧迫痛で呼吸ができなくなること)などの臨床所見,さらには白血球数増多などの検査所見を中心に総合診断されてきた.
しかしながら,最近ではUSやCTなどの診断機器の発達に伴い急性胆嚢炎の画像診断が試みられるようになってきた.ここでは急性腹症に対する診断のfirst aidである腹部単純X線検査とUSにおける急性胆嚢炎の診断上のチェックポイントについて述べる.
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