カラーグラフ Practice of Endoscopy
胆道内視鏡シリーズ・Ⅷ
経皮経肝的胆管鏡(その1)—手技的事項を中心として
山川 達郎
1
1帝京大学医学部附属溝口病院外科
pp.571-574
発行日 1988年5月20日
Published Date 1988/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209979
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胆道内視鏡シリーズⅦにおいても述べた如く,本法は肝内結石症の予後を左右する肝内胆管の病態の把握とそれに基づいた術式の選択に必要であるとともに,切石も同じルートで行い得るので術前,術後に繁用される手技となった.
また(1)良性胆管狭窄の程度,部位,(2)悪性病変の発見とその部位および浸潤範囲の診断,ならびに(3)良・悪性胆管狭窄の内視鏡的治療にも応用可能である.さらに本法の手技の応用は後述する経皮経肝的胆嚢鏡を可能なものとした.
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