座談会
胆道疾患の術中精査をどうするか
内村 正幸
1
,
高田 忠敬
2
,
松代 隆
3
,
小山 研二
4
1県西部浜松医療センター外科
2帝京大学医学部第1外科
3東北労災病院外科
4秋田大学医学部第1外科
pp.73-86
発行日 1988年1月20日
Published Date 1988/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209907
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小山 胆道疾患の術中精査には術前に行うことが不可能なために術中に行わざるを得ないもの,術前検査が不完全,不十分なために術中に,より正確に行うことを目的とするものがあります.いずれもより正確な診断を目指すものですが,胆道疾患においては,術中棟査の結果で術式や治療方針を決定するので特に慎重に行う必要があろうと思います.そこで,胆道造影,内視鏡,胆道内圧測定を中心に,経験豊かなお三方に,これらを術中精査として行うさいの方法や解釈,問題点などを御討論いただきたいと思います.実は約10年前,本誌で術中胆道造影についての座談会が行われており,その後の進歩がわかるような御意見をおきかせいただけたら幸です.まず内村先生から術中胆道造影についてお話しいただきたいと思います.
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