カラーグラフ Practice of Endoscopy
胆道内視鏡シリーズ・2
術中胆道鏡
山川 達郎
1
,
三芳 端
1
1帝京大学医学部付属溝口病院外科
pp.1747-1749
発行日 1987年11月20日
Published Date 1987/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209854
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1 手技
術中,総胆管切開孔より胆道ファイバースコープを挿人,胆管内を検索するものである.観察は,胆管の拡張と明瞭な視野を得る目的で,生理食塩水を50〜100cmの高さから滴下しながら行う.一般的には総胆管に2本の支持糸をかけ,その間を縦切開したのち,胆道ファイバースコープを挿入するが,観察中は,流出する胆汁,灌流液を最小限にくいとめるため支特糸を交叉牽引する(図1).また流れ出した液についてはこれを吸引器を用いて排除する.
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