Report From Overseas
上肢のBuerger病に対する自家遊離大網移植術
陳 立章
1
,
于 徳昌
1
,
劉 人晨
1
,
呉 挺
1
1中国華北石油総病院外科
pp.1821-1825
発行日 1987年11月20日
Published Date 1987/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209865
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はじめに
Buerger病は中国においてはよくみられる疾患である.従来より治療が困難な疾患とされ、いまだ理想的な治療方法が確立されていない.近年,大網移植術がBu-erger病に対する1つの有効な治療法として報告されているが,その多くは下肢の場合で,上肢に対して適用した報告はほとんどみられないようである1-3).1982年よりわれわれは上肢のBuerger病に対して,顕微鏡下に自家遊離大網移植を4例に施行し,良好な成績をえた.ここにその手術方法や治療効果を中心に報告する.
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