特集 [施設別]悪性腫瘍治療方針のプロトコール
胃癌治療のプロトコール—京都府立医科大学第1外科
高橋 俊雄
1
,
山口 俊晴
1
Toshio TAKAHASHI
1
,
Toshiharu YAMAGUCHI
1
1京都府立医科大学第1外科
pp.775-780
発行日 1987年5月30日
Published Date 1987/5/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209710
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はじめに
胃癌の治療成績は近年著しく向上し,胃癌の治療方針は確立されたかにみえる.しかし,大動脈周囲リンパ節郭清に関する検討1,2)やスキルス胃癌の研究3,4)など最近の新しい知見が加わるにつれ,なお,多くの問題が提起されつつある.胃癌治療にいま求められているのは,症例に応じたきめの細かい治療方針の確立であろう.本稿では教室で日常行つている胃癌治療のプロトコールを中心に述べてみたい.
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