Japanese
English
特集 外科医のための超音波応用診断手技
術中超音波検査のテクニック—膵臓
Technique of intraoperative ultrasonography during pancreatic surgery
宮下 正
1
,
鈴木 敞
1
,
内田 耕太郎
2
,
戸部 隆吉
1
Tadashi MIYASHITA
1
1京都大学医学部第1外科
2京都大学医療技術短期大学部
pp.621-629
発行日 1987年5月20日
Published Date 1987/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209689
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
膵近傍の解剖は肝に比べればより平面的な分だけ膵周辺の脈管構造や主膵管・胆管などの走行を術中USで即座に把握可能である.insulinomaなど膵内分泌腫瘍をはじめ微小膵腫瘤性病変の局在診所には術中USは最も有用な術中検査法である.また膵炎手術の際の膵管切開・嚢胞切開など具体的な手術操作のガイドとして,また膵癌手術時における血管浸潤度判定や,膵切離線の決定などの客観的情報を得る手段として術中USは今後ますます普及することが期待される.
Copyright © 1987, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.