Japanese
English
臨床報告
Alpha-fetoprotein高値を示した肺腺癌の1切除例
An operated case of lung cancer producing Alpha-fetoprotein
辻 博治
1
,
仲野 祐輔
1
,
吉田 隆一郎
1
,
長谷川 宏
1
,
草野 裕幸
1
,
田川 泰
1
,
川原 克信
1
,
綾部 公懿
1
,
富田 正雄
1
Hiroharu TSUJI
1
1長崎大学医学部第1外科
pp.389-395
発行日 1987年3月20日
Published Date 1987/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209658
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はじめに
胎児蛋白の一種である血清alpha-fetoprotein(AFP)は,腫瘍マーカーとして広く評価され,ことに原発性肝細胞癌,yolk sac tumorで高値を示すことはよく知られている.一方,肺癌ではAFP高値を呈することは極めて稀である.今回,我々は術前AFPが高値を示し,手術後正常値に復した肺腺癌症例を経験したので紹介し,あわせて文献的考察を加えて報告する.
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