Japanese
English
特集 消化管のEmergency—穿孔・破裂
穿孔性腹膜炎と細菌性ショック
Perforation peritonitis and septic shock
玉熊 正悦
1
,
望月 英隆
1
,
長谷 和生
1
,
横山 茂
1
Shoetsu TAMAKUMA
1
1防衛医科大学校医学教育部第1外科
pp.291-297
発行日 1987年3月20日
Published Date 1987/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209643
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上部消化管穿孔では最初hypovolemiaと化学的刺激が,そして晩期はそれに細菌性因子が加わつてショックを招くが,下部腸管穿孔では最初から細菌性因子が前面に出る糞便性腹膜炎を呈して一層高率にショックを合併する.近年相対的に下部腸管穿孔は増加しているが,その実態,腹膜炎による細菌性ショックの機序とその全身管理,主なショック対策やMOFの予防と治療などをまとめた.
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