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特集 外科医が使える形成外科手技
有茎皮弁づくりのコツ
Technique and key point of pedicled skin flap transfer
中島 龍夫
1
,
加藤 一
1
,
榊原 章洋
1
Tatsuo NAKAJIMA
1
,
Hajime KATO
1
,
Akihiro SAKAKIBARA
1
1藤田学園保健衛生大学形成外科
pp.167-175
発行日 1987年2月20日
Published Date 1987/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209628
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有茎皮弁づくりの要点は,皮弁の安全生着のみにとらわれるのではなく,整容面,機能面から納得のゆく結果を得ることにある,そのため皮弁挙上の際のコツとして大事なのは,皮弁の茎として温存する組織の量と皮下剥離の程度および剥離する層であろう.また皮弁の移動に際して生ずる組織の緊張を血行を障害することなく,いかに軽減するか,dog earをどのように修正するか(逆にいかに活用するか)なども重要なポイントとなる,本稿では有茎皮弁として代表的なLimberg flap, subcutaneous pedicle flap,delto-pectoral flapに焦点をしぼり,皮弁のデザイン上の要点,および皮弁を挙上する際の剥離の層,皮弁の茎の温存のしかた,整容面への留意点につき検討を加える.
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