Japanese
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特集 今日の肺癌治療 '87
術後補助療法の現況—化学療法の立場から
Present status of the surgicai adjuvant chemotherapy on lung cancer
澤村 献児
1
,
森 隆
1
Kenji SAWAMURA
1
,
Takashi MORI
1
1国立療養所近畿中央病院外科
pp.53-57
発行日 1987年1月20日
Published Date 1987/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209610
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肺癌術後成績の向上を阻むものは術後再発,特に遠隔転移で.その制圧には化学療法が必要と認められながら,従来の試みは無効であつた.
最近小細胞癌に対する化学療法の進歩に伴い,術後化学療法の効果が確認され予後も飛躍的に改善した.非小細胞癌にも有効性が見られだし,今後に希望がもてるようになつた.しかし副作用も強く術後化学療法の研究は,今後に残された大きな課題である.
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