Japanese
English
特集 今日の肺癌治療 '87
肺癌に対する隣接臓器合併切除例の検討
Combined resection of adjacent organs in bronchogenic carcinoma
中川 健
1
,
松原 敏樹
1
,
木下 巌
1
,
西 満正
1
Ken NAKAGAWA
1
1癌研究会附属病院外科
pp.31-40
発行日 1987年1月20日
Published Date 1987/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209607
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
隣接臓器合併切除肺癌症例のうち,合併切除臓器に癌浸潤の及んでいた101例を対象とし,その成績から手術適応を中心に検討した.
相対的治癒ないし相対的非治癒切除が期待できる場合は,隣接臓器合併切除は積極的に行うべきであり,特にリンパ節転移の明らかでない扁平上皮癌例は良い適応と考えられた.これに対し腺癌例の予後は不良であった.合併切除臓器では胸壁切除例に長期生存例が多かった.
Copyright © 1987, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.