Japanese
English
臨床報告
多発性胃カルチノイドの1例
A case of multiple carcinoids of the stomach
黒川 剛
1
,
大林 正仁
1
,
板坂 安修
1
,
永田 巌
1
,
鈴木 龍哉
1
,
三浦 克敏
2
,
白澤 春之
2
Tsuyoshi KUROKAWA
1
1蒲郡市民病院外科
2浜松医大第2病理
pp.1341-1344
発行日 1986年8月20日
Published Date 1986/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209519
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はじめに
胃カルチノイドは胃腫瘍の中でも比較的まれなものであり,増殖は緩徐であるが,悪性の経過をたどるものとして知られている.近年,胃カルチノイドの発生母地として,内分泌細胞の過形成が注目されてきている.われわれは最近,内分泌細胞微小胞巣を母地として発生したと考えられる多発性胃カルチノイドの1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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