Japanese
English
臨床報告・1
A型胃炎を伴った多発性胃カルチノイドの1切除例
A case of multiple gastric carcinoids associated with type A gastritis
野村 朋壽
1
,
米田 啓三
1
,
勝又 健次
1
,
一宮 博勝
1
,
青木 達哉
2
,
小栁 𣳾久
2
,
芹澤 博美
3
Tomohisa NOMURA
1
1牧野記念病院外科
2東京医科大学外科学第3講座
3東京医科大学病理診断学講座
キーワード:
A型胃炎
,
高ガストリン血症
,
多発性胃カルチノイド
Keyword:
A型胃炎
,
高ガストリン血症
,
多発性胃カルチノイド
pp.1617-1620
発行日 2004年12月20日
Published Date 2004/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101117
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はじめに
カルチノイド腫瘍は組織学的に低悪性度の古典的カルチノイド腫瘍と高悪性度の内分泌細胞癌に分類される1,2).今回,筆者らは心窩部痛を主訴に上部内視鏡検査を行ったところ胃内に多発するカルチノイドを認めた症例を経験した.精査したところ高ガストリン血症によるA型胃炎を伴った多発性胃カルチノイドと診断した.A型胃炎を伴う多発性カルチノイドは前2者とは異なる腫瘍であり,若干の文献的考察を加えて報告する.
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