Japanese
English
臨床報告
十二指腸球部へ脱出した胃脂肪腫の1例
A case of lipoma of the stomach prolapsing into the duodenal bulb
進藤 丈
1
,
蜂須賀 喜多男
1
,
山口 晃弘
1
,
近藤 哲
1
,
堀 明洋
1
,
広瀬 省吾
1
,
深田 伸二
1
,
宮地 正彦
1
,
碓氷 章彦
1
,
渡辺 英世
1
,
石橋 宏之
1
,
加藤 純爾
1
,
神田 裕
1
Joe SHINDO
1
1大垣市民病院外科
pp.985-988
発行日 1985年7月20日
Published Date 1985/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209072
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はじめに
胃脂肪腫は胃良性腫瘍のなかでもまれなものであり,一般的には胃粘膜下腫瘍として経験され,術前に脂肪腫と確定診断されることはほとんどない.また胃隆起性病変が十二指腸球部に脱出することも比較的まれな現象である.われわれは,十二指腸球部脱出を呈し,CTで術前診断しえた胃脂肪腫の1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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