Japanese
English
臨床研究
小腸悪性腫瘍—自験34例の検討
Primary malignant tumors of the small intestine:Report of thirty four cases
蜂須賀 喜多男
1
,
山口 晃弘
1
,
堀 明洋
1
,
近藤 哲
1
,
広瀬 省吾
1
,
深田 伸二
1
,
宮地 正彦
1
,
碓氷 章彦
1
,
渡辺 英世
1
,
石橋 宏之
1
,
加藤 純爾
1
,
神田 裕
1
,
中野 哲
2
,
綿引 元
2
,
武田 功
2
Kitao HACHISUKA
1
1大垣市民病院外科
2大垣市民病院消化器科
pp.1285-1291
発行日 1984年9月20日
Published Date 1984/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407208809
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はじめに
近年,小腸疾患に対する関心の高まり,小腸造影法,血管造影法,小腸内視鏡等の各種診断法の進歩と共に,従来,稀であるとされてきた小腸悪性腫瘍についても,報告例が増加して来た.一方,本症は腹痛・嘔吐等のイレウス症状,腫瘍穿孔による腹膜炎,腫瘍からの出血による下血等を呈し,急性腹症として来院することも多く,本症に対する認識を新たにする必要がある.
われわれは原発性小腸悪性腫瘍(十二指腸悪性腫瘍を除く)34例を経験したので,報告する.
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