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特集 肛門部疾患診療のテクニック
痔核手術のテクニック—前処置から後療法まで
The delicate knacks of the routine ligation excision haemorrhoidectomy
河野 一男
1
Kazuo KOHNO
1
1松島病院外科
pp.999-1003
発行日 1986年6月20日
Published Date 1986/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209461
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痔核手術は結紮切除術が普通に行われている.この手術を行うにあたつて根治性を高めるには根部結紮をできるだけ高位で行わねばならない.肛門狭窄を予防し伸展性,柔軟性を保つには皮膚,移行上皮,粘膜を出来るだけ残さなければならない.術後の浮腫,腫脹,治癒遷延等を予防するには皮下組織を十分に剥離し,静脈瘤を含め皮下組織を可及的に摘出しなければならない.その結果生じた皮膚移行上皮,粘膜のたるみは切除しないで縫合,縫縮,縫着等を行い肛門管内に固定する.
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