特集 外科患者・薬物療法マニュアル
Ⅳ.併存疾患をもつ外科患者の薬物療法
11.代謝・栄養障害
栄養障害
岡田 正
1
1大阪大学医学部小児外科
pp.893-898
発行日 1986年6月10日
Published Date 1986/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209432
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栄養障害は蛋白栄養障害と各種栄養素の異常・欠乏とに区分されるが,ここでは臨床的に重要な前者について述べる.
栄養障害は一般には"stressed"の因子が強い急性栄養障害と"starved"の因子が強い慢性栄養障害の2つに区別される.両者の区別は明確ではなく,一般にみられる栄養障害には程度の差はあれ両因子がそれぞれ関与している.以下,両栄養障害を対比させながら併わせ述べる.
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