今月の主題 輸液・栄養療法
栄養輸液の基本的ルール
長期栄養輸液の対策とその実際
根津 理一郎
1
,
井上 善文
1
,
高木 洋治
2
,
岡田 正
2
1大阪大学医学部・第1外科
2大阪大学医学部・小児外科
pp.2816-2819
発行日 1988年12月10日
Published Date 1988/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222236
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近年の静脈栄養法(TPN)における栄養器材,輸液製剤,ルート管理,代謝管理などの発達により,本輸液が長期間安全に施行されることが可能となった.TPN長期施行患者の中には,TPNを行っているという以外はなんら入院を要しない患者も少なからず存在し,また癌末期患者でもTPNと制癌剤の併用により小康状態にある時期に,たとえ短期間であっても家庭での生活を望むものも多い.本項では長期栄養輸液のうちでも家庭でのTPN(HPN)の実際につき述べる.
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