特集 外科患者・薬物療法マニュアル
Ⅱ.救急患者の薬物療法
急性腹症
柵瀨 信大郎
1
,
牧野 永城
1
1聖路加国際病院外科
pp.744-745
発行日 1986年6月10日
Published Date 1986/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407209363
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□術前管理
1.輸液
急性腹症患者では嘔吐,腸管内腸液貯留,腹膜炎などにより循環血液量(細胞外液量)が減少しており,重篤となればショックに陥ることもある.いたずらに手術を急げば,麻酔導入時に血圧低下をきたし危険である.患者が来院したら診断と平行して輸液を開始し,細胞外液量を補正してから手術にもつてゆくことが重要である.
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